BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

オンエアご覧いただきありがとうございました!の巻


何、観てない?
まさかね〜。あなたに限ってそんなこと。
こちらによくいらして下さる方は全員録画してくださったに違いないものねっ。
眠たいからって途中で眠ったり、
仕事が忙しいからって録画するのを忘れたりなんてするはずないもの。
パワハラ!)


と、プレッシャー攻撃はさておき、
番組内ではほぼノーカットで無事に再現ドラマを使っていただきました。

もちろん、演者の私の耳には実際の地震の地鳴りも、津波警報も聞こえてはいません。
そして、目には迫り来る津波も見えていないし燃える車も見えていません。

でも、もしも実際に耳にしたら・目にしたらと想像したら怖くて足が震えた。
恐怖で腰が抜け、声はうわずり、足がもつれて何度も転びそうになった。
こうして演じる機会を与えてくださったことで、
被災された方々の恐怖を少しではありますが体験することが出来ました。

部屋を飛び出して避難するということなので、あえて上着を羽織らず、
カイロも付けずに薄手のブラウスとカーディガンを衣装に選びましたが、
避難所のシーンでは屋内にも関わらず底冷えがして、
実際に被災された方はどんなにお辛くて苦しかったか、
想像したら涙が出てきました。

演じる私を画面を通して全国の皆様に観ていただくことで、
3年前の震災のことをもう1度思い出し、
被災地に思いを馳せる、何か考えるキッカケを作れたならば、
役者として被災された方のお役に立てて幸いです。

東日本大震災で亡くなられた尊い命、決して忘れてはなりません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
未だ行方不明の方々が1日でも早くご家族の元に戻られるようお祈りいたします。
そして今も避難所で辛い思いをしていらっしゃる方々には
1日でも早く元通りの生活に戻れますよう願っています。
お怪我をなさった方々のお見舞いを申し上げます。

私の心は、そちらに向いています。
多くの人々が思いを寄せています。
その思いが、力になってあなたに届きますように。