BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

あの日から2年、の巻

2011年の大震災から2年が経った今日。

あの日から数日経って南相馬にボランティア活動に行く友人について行きたいと言って、
夫に猛反対された。夫婦喧嘩もした。
あの時は夫を恨んだり、自分の無力さを嘆くばかりだった。
でも今となっては夫の気持ちも少しだけわかる。

あれから、目立った支援活動は出来ないし、
皆が驚くような金額を送れてもいないけれど、
被災地に心を寄せて毎日を生きることは続けている。

時が経って伝えられることが少なくなったけれど、決して完全に復興したわけではない。
今も行方がわからず、家族として心のやり場のない方が大勢いらっしゃること。
避難生活を余儀なくされている方がまだまだいらっしゃること。
そういったことに、心を寄せることは続けていきたいと思う。


一時完全に止まっていた原発はまたひっそりと運転を再開したけれど、
今も福島のあの原発は冷却のための作業を止められず、
使用済み核燃料の行き場をめぐって進まない議論にヤキモキしている。
そんな状況でどうして運転を再開するのか。
原発ありき」の考え方をどうにかしないと。

原発反対を訴えて干された芸能人がいるとか、
もうこの国はどうなっているんだろうと悲しくなる。
この日にもう一度、考えてほしいと思う。



あの時間に黙祷をして、まだ自分に出来ることがないか探してみます。