BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

【農業体験!その2(前篇)】


前回お世話になった、
愛知県は鍋八農産さんでの田植えから4ヶ月。
今年の夏は台風がいくつも来ました。
ゲリラ豪雨も何度かあって、
その度に自宅の洗濯物のことよりも「あの田んぼは大丈夫か!?」とハラハラしていました。
もう気分はすっかり農家の嫁です。

はい、愛しの田んぼさんはこちら。
うーん、みのってますねぇ。
びっしりですねぇ。立派です。
何だかもう見た瞬間「ありがとう」と声に出してしまいました。
この日は稲刈り体験をさせていただきます。
稲刈りと言うと「秋」なイメージで、
9月とか10月だとばかり思っていましたが、
鍋八さんは収穫時期をずらして
8月から11月まで順次収穫できるようにしているそうです。
新米を長く味わえるなんて、素敵ですねぇ。

アップの画像はこちら。
お米、しっかりみのってます 。
収穫は雨の日は出来ないそうです。
籾殻を取る作業をする時は湿気が大敵だそうで、
午前中雨が降って午後晴れればいいのかと言うとそれもダメ。
朝から天気が良くて稲がカラカラに乾いてなければいけないそうです。
知りませんでした

まずはカマで稲を刈る作業。
社長はサクッと刈り取りましたが、
初心者はサクッとはいかずギリギリジャリジャリやってようやく刈り取り。
手作業で田んぼの全ての稲を刈り取るのは気が遠くなるような大変さ。
でも30年ほど前までは手作業だったと言うのですから驚きです。


カマで刈り取った稲から一粒剥いて生米を食べてみましたが、
意外や意外 、自然な甘みがあって香ばしく、
塩をつければツマミとしていけそうなぐらいでした。
生でも食べられるのね。新鮮だからかしら。

さて、今の農業ではカマではなく稲刈り機が活躍します。
高級スポーツカーが2台は買える値段で、
しかも10年もたないとか。
お金がかかるのね、お米を作るのって。

そんな稲刈り機、
何とほぼペーパードライバーの私が運転させていただけることに!
「大丈夫でしょうか、車庫入れとかハンパなく下手なんですけど」
「車庫入れは無いので大丈夫です」
よし、なら行ってみよう。
こんな経験なかなかさせていただけるものじゃない。





座席に乗り込み 、キチンと説明を受けます。

この顔、真剣そのもの。
緊張すると唇が尖るのですぐわかる。





しっかりレクチャーを受けて、いざ!
この画像、わかり辛いですが私が実際に運転しています。
ひとりで。
凄い音、揺れ、デコボコの田んぼを真っ直ぐ進むのは至難の業。
気付くとちょっとずつ曲がっていって
稲を何列か残して進んでしまう。
簡単そうに見えて、実は難しいのよ。
でも、刈り取られていく稲を真下に見ながら、
飛び跳ねる虫を目で追いながら、
光り輝く遠くの稲穂に目を細めながらどんどん進む。
孤独な作業ですが、
自然と対話しているような不思議な時間でした。

レクチャーしていただいた 成田さん。
イケメンに弱い私はすかさずツーショットを撮っていただいた。
鍋八さんにはどうしてこうもイケメンが多いのか。
農家の人のイメージ変わるわぁ。社長もイケメンだし。

さて、次は収穫したお米で作ったおにぎりの試食ですが、
これはまた次回に。
暫くお待ちくださいね。
それまでに食欲の秋をしっかり満喫しておいてください