BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

ギプス3日めと真澄、の巻


ギプス生活3日め。
都会の暮らしの厳しさを実感しております。
お医者さんから階段の上り下りを控えるように言われているので苦労してます。

都会はバリアフリー化を大々的に謳ってはいるけれど、
乗り換え駅ではエスカレーターとエレベーターが完全に整備されておらず、
例えば上りのエスカレーターはあるのに下りは無いとか、
エレベーターがあってもホームの端まで歩かなければならないとか、
どう見ても身体の丈夫そうな中学生が集団でエレベーターを占拠してるとか、
狭い道をヨタヨタとゆっくり歩いてると、
明らかに迷惑そうに後ろから舌打ちしながらよけて通る人がいたりとか、
『なんでー!!!』と叫びたい気持ちです。

冷えきってるねぇ。

冷えきってるといえば階段の手すりのほとんどがアルミで出来ていて、
掴むととーっても冷たくて震えあがっちゃいます。

エスカレーターやエレベーターを作る人・配置する人は
本当に身体の不自由な人の身になって考えているのか、
健康な人は障がいのある人のことをきちんと労れているのか、
今一度問いたいところです。

自分より少しでも身体の自由がきかない人に対して優しくなってほしい。
まずは身近な人から始めてほしい。

今の状態の私ですら、電車で杖をついてる人がいたら席を譲る。
だってまだまだ私のほうが動けるもの。
動けなくなったらきっと譲ってもらう。まだ私の番じゃない。
かわりばんこ。

妊婦さんにも席を譲る。
これも、かわりばんこ。
私が妊婦になったらきっと誰かに一度や二度くらい譲ってもらう。
だから、かわりばんこ。
そう思うと、ちょっとは人に優しくなれるような気がします。

エレベーターを占拠していた中学生諸君、
まだまだ君逹の番じゃないぞ〜!

あ、添付写真は先月の写真展でmasumiさんからいただいた日本酒、
その名も『真澄』ですww
雪景色の中でひとり佇むタンチョウのような、
静かで気品のある、キリリとした飲み口でした。
masumiさんありがとう!