BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

ちょっと良い話、の巻

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ベネッセのこどもちゃれんじの付録に、

「おてつだいたい たいいんしょう」なるものがある。

平仮名で書くと解りづらいので大人は漢字に直させてもらうと

「お手伝い隊 隊員証」である。

 

中を開くと日付とコメントを書く欄があり、

お手伝いを出来た日はシールを貼っていく。

この隊員証が来てからムスメは俄然お手伝いに目覚め、

一日に十個近くお手伝いをしてくれるようになった。

下手なりに洗濯物を畳んだり、

靴を並べたり食器を運んだり下げたり、

スーパーマーケットに行った時は会計後にカゴやカートを戻してくれる。

 

シールを貼るのが好きだからか、

ママの喜ぶ顔が好きだからかは謎だけど。

 

で、更にモチベーションを上げるために

「お手伝いシールを全部貼り終わったら100円お小遣いをあげるね」と約束した。

幼稚園生にお小遣いはまだ早いけど、

先日コンビニに行った時におもちゃのお金を出したら使えなかったことが悲しかったらしく、

それなら頑張った証に本物のお金をあげようと決めた。

 

で、昨日。

お手伝いシールを全て貼り終え、いざ100円を進呈。

するとすぐにリベンジで先日のコンビニに行くと言う。

「100円までだったら何でも好きな物を買っていいよ」と伝えてそばで見守っていると、

アンパンマンチョコをドサドサと4個カゴに入れた。

1個31円。

100円では足りない。

しかも、4個買って一気に食べられたらカロリーが心配。

何で4個買いたいのかと聞いたら、

ひとつは自分の、

もうひとつはママの、

もうひとつはばあばの、

もうひとつはじいじのにしたいんだそうな。

 

私はてっきりいつも買っている100円のグミを自分用に買うものだと思っていたら、

初めてのお小遣いでみんなと一緒に食べたいからみんなの分も買いたいんだそうな。

 

我が子ながら、なんていい娘さんなんだ。

ママは涙が出たよ。

100円では足りないから、

3つと100円をレジのお姉さんに渡して、

私は自分のをひとつ買った。

買い物終了。

 

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実家に戻ったらみんなにアンパンマンチョコを配り、

みんなが美味しそうに食べる様子を満足気に眺めていました。

 

私の子育ては間違っていなかったなと思えた素敵な1日でした。