BLUE DIARY

役者・モデル川口凛の奮闘記

凛in新宿、の巻

5月の舞台で共演した小笠原大さんが出演する
紙屋悦子の青春】を見に行きました。
場所は新宿青年劇場スタジオ『結―YUI―』です。
こけら落とし公演というこどで、まだ見ぬその劇場にドキドキ・ワクワクでした☆
劇場は高さも充分にありますが、声の響きは丁度よく心地良い。
それでいて日常から切り離された適度な緊張感もあり、見やすい劇場でした。
その劇場にふさわしく、今日の芝居はとても上質な出来。

時代は1945年。
好きなものを好きと言えず、
明日のことさえわからない、そんな日々の中でのお話です。
それでも人々は懸命に、大切な人を大切に思って生きていく。
決して押し付けがましい演出ではありませんでしたが、
見終った後で静かなる反戦への思いがわいてくる、長く心に残る芝居でした。

で、やっぱり小笠原さん(凛は愛をこめて大さんと呼んでいる)素敵でした。
5月の芝居は珍しく楽しい役どころだったけど、
今回のような感情の揺れや強い決意をストレートに表現できる羨ましいぐらいの肉体を持っている。
一生のうちでぜひもう一度共演したい役者さんです。